2010/8/16 会社の創立25周年記念パーティー

8月16日

盆休み最後の日

前日は誘惑に負けて昼間寝てしまったが故に21時から起きていた

朝8時に羽島駅に集合して

8時21分発の新幹線に乗り東京へと向かう

10時過ぎに東京駅に着

京葉線に乗り換える為、駅内をひたすら歩いた

遠い、流石は東京駅だ、広い
既に若干の疲れが…

舞浜駅に到着し、
ディズニーのバスが走り回る中
貸切のショボいバスに載せられてヒルトン東京へ

そう、このディズニーランドに近接するホテルの2階フロアで

会社の創立25周年記念パーティーが開催されるのだ

2階は貸切っているが
上階は客室なので酔っ払って3階に上がることのないようにと注意を受ける

そんなやつおらへんやろ

フロアには関連会社の人達

遠くは上海や広島からも駆けつけ総勢で900人ぐらいの従業員が集められた

全員に交通費を払いヒルトンの一角を貸切り、ストラップやタオルまで作っている

この不景気にとんでもなく経費をかけているのは間違いない

僕の働いている岐阜工場は本社に潰されかかっていて僕もいつまで首が繋がっていられるのかも分からないというのに…

創立25年と言っても我々グループは様々な会社の合弁であり各々の工場にはそれぞれの歴史がある

したがって今回の催しは今までの25周年を単純に祝うのではなく次の25周年に向けて開催したのであるという

社長の有り難い話を賜った

そして乾杯

カレー男は

「こんな所まで来て何でカレーを食わないかんのや」
と言ってヤキソバばかり食っていた

スクリーンで渡り廊下走り隊が25周年おめでとうございますと言っている

僕は大して美味くもないカレー、ヤキソバ、マカロニサラダを胃の中に流し込む

続いてスクリーン上では倖田來未がおめでとうと言っている

超人が
「死ねばいいのに…」
と言った

煙草を吸いに行って帰ってくると

名の知らぬジャズシンガーのライヴ中
僕はジャズは知らないのでひょっとしたら有名な人なのかもしれないけど

とりあえずよく分からない

白ワインを取りに行った時、
マイコーりょうとかいう芸人の物真似ショーが始まった

僕は白ワインを片手に最前列に紛れ込む

とりあえずマイコーマイコーと叫んで場を盛り上げた

写真撮影は事務所との契約の都合上NGだというので撮れなかった
別にそんな勿体ぶるような芸人でもないやろ

現在マイコーはコンビニでバイトしているらしく
今日もこれからバイトがあると言って帰っていった

プログラムによるとサプライズゲストで女優が来てトークショーをやるらしい

その前に豪華景品が当たる抽選会が開かれた

ここでなんと
カレー男が旅行券を当てたのだ

他にも岐阜工場の人間数人がレコーダーやら沖縄旅行やらスイートの宿泊券などをGETした

僕は何も当たらなかった
相変わらずクジ運は欠片もない

いよいよ女優の登場である

スクリーン上に名前が表示された
『島崎和歌子』

僕は目を疑いながらも超人に押され前列へと向かう

世界中の芸能人という括りの中で個人的に最もどうでもいい存在
それが島崎和歌子である

アラフォーのクソも可愛くないタレント呼ばんでも他にいくらでもおるやろ

なにが故にわざわざ東京まで行って島崎和歌子

弟、岡豊高校やろ

全然興味無いけど
ワカコーワカコーと声援を送る

場の雰囲気を壊してはいけない
これがノリで生きるテケトーなイギリス人の真骨頂だ

『クリスタルディスク音質良いらしいですねぇ私のCDもクリスタルで出して」
と島崎和歌子

お前の歌唱力がなんぼのもんやねん誰が買うんや

(amazon) 島崎和歌子 の検索結果

この後、なんちゃらフォーとかいう人達のライヴを見て終了

ギターの人が社長の昔からの友人らしい
完全に趣味の世界やな

バス、電車、新幹線を乗り継ぎ20時40分頃帰宅

東京まで行ったというのに可愛い子は一人も見掛けることなく

東京らしさを満喫した訳でもなく

ナイルのTシャツにレザーベストを着て行ったのに声掛けられることもなかった

あんなに人が居たのに…

オマケに島崎和歌子

各拠点が経費削減運動に必死になって取り組んでいる昨今、こんなことに金を…

いやまあ別にいいけど、島崎和歌子に使うのだけは止めてもらいたかった

それにしても、疲れた


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