『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二が原作・監修。音楽を、すぎやまこういち。製作は映画『STAND BY ME ドラえもん』のスタッフ
この夏、最大の話題作となるであろうといわれているドラゴンクエスト史上初の3DCGアニメーション映画である
キャッチコピーは、『君を、生きろ。』『君は、何者だ。』
堀井から[総監督]山崎へのリクエストはこの2点
①.プロポーズのシーンはとにかく厚めに脚本を書いてほしい
②.ゲームを知らない方でも、1本の映画として存分に楽しめるような作品にしてほしい
山崎はゲームの映画化には懐疑的であったが、ラストシーンのあるアイデアを思いついたことで初めて映画にする意味が見えたのだという
また、脚本執筆前にはプレイヤーたちの体験や思いを知るために色んな人に取材をした
最後のセリフは堀井のアイデア
八木監督は絵コンテ担当
特にキャラクターの表情にはこだわった
96点の映画だと自己評価
花房監督はターバンの巻き方一つにしても、戦闘シーンにしても、とにかくリアリティーにこだわり続けた
中世の靴には靴底が無い。昔の靴は袋である
完成まで4年。本当に大変な戦いでどうにかやりきった
先にセリフを録り、収録した声に合わせて映像を作っていくというプレスコ方式にて製作
その為、声優ではなく、実写にしても大丈夫な人達(役者)を揃えた
「ビアンカが好きな人も、フローラが好きな人も、どちらも満足できる結末は存在しないと思っていたんですが、存在しました」と佐藤健は語る
製作側のインタビューを見る限りとても面白そうだ
何より、あのエンターテイメントの神様【堀井雄二】が監修をして面白くないはずがない
ネタバレを避けているので実際どうなのかは分からないが、ネットの評判は芳しくないように見受けられる
真相を確かめるためにも
我々夫婦はキリオにやって来た
チケットを購入してから
腹ごしらえ
お食事の途中ですが、
訴訟問題の話
ついでに
ドラゴンクエスト関連の想い出
①.ドラゴンクエスト ライブスペクタルツアー
②.ドラゴンクエスト・ザ・リアル
腹も満たされたことだし、いざ
(以降、ネタバレなしですが、心配な人は読まないように)
結論から書いちゃうと
いやぁ、面白かったですよ
序盤は流石に端折り過ぎな感もあったけど、短い尺にしてはそこそこ小綺麗にまとめてたと思う
映像も綺麗だし
音楽は言わずもがな素晴らしい
キャラデザが鳥山明ではないことが残念といえば残念だけど、そのお陰で新訳的な立ち位置になるといえないこともない
ビアンカorフローラ問題に関しては佐藤健も語っていた通り、無問題
ドラクエ5はリアルタイムでスーファミのしかやってないけど、ブオーンに殺されまくった記憶が甦ってきたし
天空の剣のくだりは秀逸だった
まあ今回の賛否両論を呼んでいる部分については
別にそこまでね
驚くほどではなかった
サブタイの意味が分かり
序盤のアレとか中盤のアレは
ここに繋がるんだなとか
ああ成る程とか思う
今となっては、よく有りがちな話だし
これが総監督の言っていた
映画にする意味だとすれば鼻で笑ってしまうレベル
多額の公費を使ってわざわざ自国を貶める阿呆とか
「お前らテープ回してないやろな」の発言について、「冗談で、テープとってんちゃうのって…」と説明した会見の方が余程衝撃的だった
ホント真新しさは欠片もない
想い出補完によってドラクエであるからこそ成立する部分は、すべてエンターテイメントの神様の示唆だろうことは想像出来る
折角、時間も経費もかけて海外でも戦える3DCGにしたのに想い出補完で評価が変わるような結末だと、結局は国内でしか評価は得られないし、その国内でも賛否両論なんだから成功とはいえないかもしれないが
個人的には満足出来た映画だった。
グッズ何も買わんかったけどね
一応、ドラクエ5をやってない嫁も内容は理解出来たと話していたことを記しておく