2月14日
その女は遅れてやってきた
理由には敢えて触れない
その女は自他共に認める雨女である
毎度の事ながらその力は晴れ男である私の力をもってしても無効化出来ないほどに強力だ
15時過ぎ
親切なる男ままれもんの御迎えで超人の家に行った
その女は忘れ物が多い
部屋も汚いらしくデジカメは行方不明
その女は超人の為に焼いたクッキーを一粒だけ私に恵んだ
それがやたらと旨かったのが何やら胡散臭く
買ってきたものを寄せ集めて袋に詰めただけだろうという憶測を呼んだ
事件が全部男だったら見えない謎は女
確かなものは闇の中であり真相は不明で迷宮入りも感じさせる
だがこれだけは言える
真実はいつも一つだ
超人の家族は相変わらず素晴らしき方々で思い出話に花を咲かせながら素敵な時間を過ごした
キャプテン翼の続きも借りた
そして親切なる男ままれもんに羽島駅まで送って頂き、新幹線に乗って
一路名古屋を目指す
現在こだまで喫煙出来るのは15号車のみ
帰りはひかりで帰ってきたのだが、
珍しく態度の悪いJR職員が
ひかりで煙草を吸える席など最早無いと宣った
ふざけた話である
地下鉄に乗って栄へ行き
ブリティッシュスティールのTシャツ着た男に愛知県芸術劇場の場所を聞いて無事到着
そのまま物販へと赴きTシャツとパンフを購入
そして10Fのお洒落過ぎるカフェバーへ
傘立てに傘を突っ込むも上手く入らない
何やらその女が言うに
「よく濡らしてから入れないといけない」
…らしい
この店でお洒落な食い物と命の水を疲れた体に流し込む、う~ん、旨い
しこたま満喫した後
しげさんがいるという
ホール入口付近へと移動
一年ぶりに会ったしげさんは酒が入り完全に出来上がっていて無茶苦茶面白かった
体型が噂通り凄まじくパワーアップしており完全にプロレスラーと化していた
モバでは痩せましょうよと言っていたが
しげさんは今の体型の方が似合ってるかもしれない
その女も『カッコ良くなった』と言っていたとここに記しておく
鋼鉄神降臨
席は3階の5列目
元々、行けるかどうかも定かではなかった
我が人生初のジューダス
最後のワールドツアーと公表している
ジューダス
メタルを聴き始めて20年目となる記念すべきこの年に
生で体験することが出来るなら
別に席なんてどうでもよかった
階段を上がって左に行った所にその席はある
意外に見晴らしが良い
中途半端に1階の後列で見るよりは遥かに好条件だと思った
別に負け惜しみではない
今回の【EPITAPH TOUR】
EPITAPHの文字が幕に描かれ背後からのライトアップで青色に光っている
携帯の待ち受けは超人の写真
準備は万端だ
青色に照らされた文字が赤へと変わり
幕が上がっていく
ステージ上にジューダスプリーストが降臨
“RAPID FIRE”で幕開けした
その音と存在感
全身の鳥肌が止まらない
スクリーンにブリティッシュスティールのジャケットが写し出される
そして繰り出されるリフ
勿論“METAL GODS”だ
ステージの両端にはお立ち台のようなものがありロブが右側の台に載って歌っている
こりゃあたまらん
ハイテンションが止まらない
“STARBRAKER”
ノストラダムスのジャケットがスクリーンに投影され
ロブがフード付きのマントのようなものを羽織って出てきた
照明に照らされ金色に光っている
アルバムはまだ聴いていない
こりゃあわからん
でもサビでノストラダムスと言っていたから多分ノストラダムスなのだろう
テンション上がり過ぎて脳ミソ飛び出すかと思った
“NIGHT CRAWLER”
大好きな
“TURBO LOVER”
この連チャンはマジでヤバかった
その後は
皆まで言うなの
“BREAKING THE LAW”
そして待ってましたの
“PAINKLLER”
これまでもスコットは度々スティックを
空中に放り投げていたが、
この曲の時が一番多かった気がする
それだけ重要な曲
なのに…残念だったのは4回位
音がおかしくなった事
まぁ気にせずにいこう
“THE HELLION~ELECTRIC EYE”
バイクが登場しての
“HELL BENT FOR LEATHER”
バイクに日の丸の旗を起き
長い長いギターソロで
“YOU’VE GOT ANOTHER THING COMIN’”
ラストは
“LIVING AFTER MIDNIGHT”
EXCITERとRAM IT DOWNが聴けなかったのが残念極まりないが
本当に素晴らしいライヴだった
ロブの声が出ない部分は観客が補う
ロブの掛け声に合わせて皆で声を出す
会場全体が一つになる
マジで堪らない
この一体感があるからライヴは止められんのだよね
完