この作品が抱えてた違和感とは? 映画『今日から俺は!!劇場版』の感想

懐かしの今日俺展を経て

いよいよ、待ちに待った
今日から俺は!!劇場版公開

公開初日には行けなかったけれど

そんなもん観に行くに決まってるじゃないですか!!

コロナ禍になってからの初めての映画館

職業柄コロナになると非常に困る
だからこそ慎重にならなければならない

まあ映画館はね

三密への対策もしっかりしてるでしょ

マスクして大人しく観てれば、きっと無問題

近所の映画館が潰れたら困るもん、たまには行かないと

まあ田舎の映画館なんて毎日がディスタンスみたいなもんだしな

てな訳で、キリオへ到着

久しぶりの串屋物語で腹ごしらえ

食べ物を取りに行く時にはマスクと手袋を着用しろとのこと、きちんとした対策が取られていました

売ってたグッズはこんな感じ

うーん、今井ちそそられん

チケットを見せて入場

入り口では自動で検温され36.0度だった

コロナ禍がもたらした唯一の恩恵は通常値段なのに、まるでプレミアシートに座っているが如くゆったりと映画が観られるということ、そこだけはホント最高

感想

今回の映画は北根壊編
(原作でいえば21巻~23巻)

まあドラマからの流れでのキャストの絡みとか事情があるからしょうがないけど、パワーバランス的に開久に間借りしちゃいかんだろとは思ったよね

その設定になったせいで色々と変更になってはいるけど、随所に原作のシーンを盛り込みながらドラマ版に比べれば遥かにテンポ良く進んでいった

ドラマ版で問題だったムロツヨシ率いる大人共の出番が減ったのはとても大きい

原作のセリフを改悪して笑えなくなってる箇所は相変わらずある
(天才的会話のセンスとテンポとギャグな原作を越えることなんてどうあがいたって絶対に無理だが)
けど、アクションシーンも多くて真面目に作ってるなぁと感心しながら観てました

原作ストックまだまだたんまりとあるから、興行収入がっつり稼いで、またこんな感じで、是非とも次作をと願わずにはいられない

先日放送されたスペシャルドラマでは

まさかの日奈子ちゃん登場で茶の間の皆さんはさぞ悶えまくったことであろう

ええ、自分は日奈子とか、日向子とか、えなことか堪りません

が…またそれは別の話

この監督の実写化におけるビジュアルの再現度には本当に感服させられる

谷川の完璧さは言わずもがな、今井が最早完全に今井でしかない

今回の映画の柳の完成度も凄まじかったし、他のキャラもクオリティの高さは折り紙がつく

劇中のやたら好戦的な理子とスタッフロールの最初の名前には?と思ってしまったが

いやぁ面白かったです

今の時代に今日から俺は!!が観られるだけでも幸せなんだけど、観客に若い子が沢山居たのは嬉しかったな

ほら、自分が行くようなライヴだったり、映画だったりあんま若い子見かけないからさぁ←オッサン趣味

ただね…最大の問題点というか、この作品には壮絶な違和感があるのですよ

ずーっと気持ちが悪いと思ってたけど、口に出さずに今日まで生きてきました

でもま折角の機会だし、心を鬼にして敢えて言おう

今日から俺は!!は間違いなく自分の世代の漫画です

【80’s】ったって実際には80年代の終わりの方

横浜銀蝿も男の勲章も自分の世代では無くて、もっともっと上の世代

オープニングでもエンディングでも気合い入れてこれみよがしにライヴ見せつけてるけど、何でこの主題歌を選んだ?80年代の最初と最後ではかなり違うよ、それを【80’s】と十把一絡げに括っているところがひたすら違和感しかない

三橋のキャラが生きているのは80年代後半という背景があるのも大きいし、原作の作風自体も横浜銀蝿では絶対に無いでしょうよ

読めば分かると思うけどなぁ

そして、ドラマの時から何だか三橋の影が薄くて、卑怯なだけでイマイチ強く見えない

三橋は無茶苦茶強い上に卑怯だから三橋なのだ


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