チケット発売から15分で名古屋公演はSOLD OUT、更には追加公演まで発表された
7月26日(水) 日本武道館
その模様はWOWOWで生中継される
自分は一般を買いましたが、今をときめくVIPチケットも当然あります
また、この来日公演に合わせ、パットが日本公演の時に使用したドラムセットやその他のアイテムをモバオクで売り、諸経費を除いたその売上を『一般社団法人全国パーキンソン病友の会』へ寄付するというパットの家族&メンバーが企画したチャリティオークションも行われます
パットの妻・カレンさんからのメッセージは涙無くして読めません
前乗りしたビリー・シーンが日本のセブンイレブンを訪れ、米国とは別世界だ。品揃えが全然違う!本当に凄いと絶賛。
この人、何だかんだでしょっちゅう来日してると思うんだが、コンビニ行ったの今回が初ならそれはそれで凄い
因みに前回の来日レポはコチラ
2023年 7月20日(木)
木曜は雨ってずっと言われてたのに、蓋を開けてみれば梅雨明けの発表
超快晴。なんという幸先
これが所謂、晴れ男爆発である
11時過ぎに家を出て、途中【徳川町 如水】に寄ってからの
金山到着
駐車場に車を止め
場所確認
クソ暑い中、街中をウロウロ
体が求めてくるアルコール
その頃、嫁さんの体は炭酸を求めていた
辿り着いたのは【伝串 新時代】
2倍の値段で量3倍のメガジョッキは神
ライヴ前にガチ呑みすれば、怖いのは酔いよりもトイレ
これだけ飲み食いしてもあの値段
良心的過ぎて涙ちょちょ切れる
そろそろ物販に向かうかと到着したら大行列
「今、外に居る人は購入することが難しいかもしれません」と言って回るスタッフ
行列は進み、順番に4列で並んで
何とか場内へ
キーホルダー買うつもりだったのに、既に売り切れで無念
自分は①、⑬
嫁さんは④、⑤、⑥を購入
余りにも列が長すぎて、販売時間30分だったのを延長した様子
因みに終演後の物販も凄い行列で結構売り切れてた
入場
席は12列目
スマホだと遠く見えるけど、肉眼なら十分良い感じ。贅沢は敵だ
てか自分のスマホ、電池持ちと大きさは大満足なんだけどカメラ性能が低いんだよなぁ
まだまだ使うけどね
これがオークションのやつか
トイレを済ませ、再度席に着くと
CBCテレビ主催のMR.BIGのライヴをこれからやりますよの放送が流れた
暫し待つ
《開演時刻 19:00》
スクリーンにメンバーが登場。
Ramones / Blitzkrieg Bopの流れる中、
舞台裏が映し出され
会場内が拍手に包まれた
Addicted To That Rush
「ビリー・シーン」
「ポール・ギルバート」
「ニック・ディヴァージリオ」
Take Cover
Undertow
曲後、
スクリーンに『Lean Into It』のジャケット
若かりし頃のメンバー写真が順送りで表示されていき、パットで大歓声&拍手
パットの愛され度は揺るぎない
Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
エリックからドリルが手渡され
Alive And Kickin’
Green-Tinted Sixties Mind
CDFF-Lucky This Time
Never Say Never
『Lean Into It』の全体を実際に演奏したのはこれが初めてです。特にこの曲はこれまで演奏したことは無かったと思います。
My Kinda Woman
ポールにトラブル発生
メンバーにツッコまれ
ポール「ああ、何年もこのことについて話すつもりですか?」
Road To Ruin
To Be With You
曲前にユーモアを交えながらのメンバー紹介
曲後、ほんの少しのコール&レスポンス
The Chain
この曲は私の心にとても近いもので、とても大切なものです。これは私がずっと演奏したいと思っていたものです。とても嬉しいです。
Promise Her The Moon
Wild World
Colorado Bulldog
Shyboy
Encore
30 Days In The Hole
この曲は私達のファーストアルバムに入ってます。これは私達のお気に入りの曲の一つで、私のお気に入りのバンドが演奏していました
Good Lovin’
メンバーのパートチェンジ
なんと、ビリーがVoに
Baba O’Riley
エリックに歯ギターを煽られ、応じるポール
ビリー「私達は皆さんを愛しています。私達の人生にはあなたがとても必要です。私達のファンであり、友人であることはとても素晴らしいことです。とても親切です。また会いましょう。そして皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。私達はあなたを愛してます。有難う」
《終演時刻 21:21》
① Addicted To That Rush
② Take Cover
③ Undertow
④ Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
⑤ Alive And Kickin’
⑥ Green-Tinted Sixties Mind
⑦ CDFF-Lucky This Time
⑧ Voodoo Kiss
⑨ Never Say Never
⑩ Just Take My Heart
⑪ My Kinda Woman
⑫ A Little Too Loose
⑬ Road To Ruin
⑭ To Be With You
⑮ Big Love
⑯ The Chain
⑰ Promise Her The Moon
⑱ Where Do I Fit In?
⑲ Wild World (Cat Stevens cover)
⑳ paul’s solo
㉑ Colorado Bulldog
㉒ Billy’s solo
㉓ Shyboy (Talas cover)
Encore
㉔ 30 Days In The Hole (Humble Pie cover)
㉕ Good Lovin’(The Rascals cover)
㉖ Baba O’Riley (The Who cover)
1st.(3曲) 2nd.(11曲) 3rd.(3曲) 4th.(3曲) 7th.(1曲)
感想
言うまでもなくMR.BIGは我が青春時代のバンドであり『Lean Into It』は個人的にも思い入れが強いアルバムなんだけど、俗に言う名盤なのは明らかで、どの曲もイントロ聴いただけで震えがくる
“Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)” は当然ながら “Green-Tinted Sixties Mind” なんて大半の人は感極まって涙するでしょ
自分もご多分に漏れずその類で、今回も当然の如く涙腺緩んだんだけど、エリックの歌えて無さ加減が余りにもショック過ぎて
以降も高音が出ない上に全然歌えて無くて、良いところでハズしてくるし
本人も前にインタビューで言ってたよね
“Lucky This Time” は歌うのが難し過ぎてほとんどやったことがないって、結局はそういうことだったんだと思う
終いには “To Be With You” もまともに歌えないならもう止めた方がいいわ!とか思いながら冷めた感じで見てしまうようになっちゃって、ラストライヴというのに感動が薄れてしまった
大好きなアルバムの完全再現っていう言葉に期待し過ぎた故の反動が凄まじかった
前回の来日の時はもっと歌えてた記憶あるんだけどなぁ…ガッカリはしなかったもん
無茶苦茶感動もしたし、比べるのもどうかと思うけど、絶対に前回の方が良いライヴだった
こんなこと言ったら界隈から怒られるかもしれんけど『Lean Into It 完全再現』を完全再現に出来なかったのは、ほぼエリックに原因があるのは間違いない
正直2nd.の頃の曲を完璧に歌い上げるのはもう無理なんだろう
まあ、たとえ歌えなかったとしても “Love Makes You Strong” を日本公演だけでもいいから演ってくれていたら評価は激変してたかもしれんけどね
本当やって欲しかったなぁ特別に…本人達は覚えてもないんだろうけどね。この神曲
とはいえ、エリックの素晴らしい人柄とステージパフォーマンスに文句はなかったです
ただ、「僕はMR.BIGというバンドの中でチアリーダーなんだよ、ポールとビリーがチームでさ」って本当に『チアリーダー』になってどうするんだよエリックって思わなくもない
さて、特筆すべきは楽器隊ですな
老いて益々盛んとは正にこのことで、衰え知らずな超絶技巧の嵐で完璧に演奏してたし、コーラスも素晴らしかった。ビリーはVoもね
嫁さんが言ってて知ったけど、ビリーはもう70歳とか…一時期から全く変わってない気がする不老ですな
ポールも言わずもがな、えげつない
ギターソロもベースソロも前回はプログレ掛かってたというか凄過ぎて意味分からんかったけど、今回はメロディアスな感じで凄え気持ちよく見てられた
そして、ドラムの『ニック・ディヴァージリオ』ですよ
ドラム以外の楽器もこなし歌も歌えるマルチプレイヤーで、パットと似たような声域を持っている…という前評判通り
本当凄かった。所々パットに見えてたもん。上手いしねえ、やっぱプログレ畑の人はヤヴァい
セトリに関しては懐古人間にとっては堪らないものがありました。
しつこいようだけど “Love Makes You Strong” …あと3rd.からなら “Nothing But Love” 聴きたかった
最後に “Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)” と “Colorado Bulldog” の演出が神懸っていて鳥肌立ったことと、とってもブルージーなライヴであったことは特記しておこう
お互い年を取りました。
本当にラストになるかは神のみぞ知るけど、リアルタイムを通ってきた人間として最後を見届けられたことはこれ以上無い幸福です
是にて、僕のMR.BIGは終わり
有難うMR.BIG
青春時代を鮮やかに彩ってくれて有難う
日本の為に沢山尽力してくれて有難う
そして日本を愛してくれて心から有難う
さよならは言いません
だって曲が聴きたくなれば、いつでもアルバムで会えるから
今回の打ち上げは
【磯丸水産】
更にコンビニで買い込み
これでもかと食って呑んでやった
痛風がなんだざまあみろ