EQUILIBRIUM の新譜『RENEGADES』は問題作なのか?

【エクリブリウムとは】

2001年

ドイツのマイザッハでギタリストのルネ・ベルティオムを中心に結成される

● ヘルゲ・シュタング(Vo)
● ルネ・ベルティオム (G)
● ザンドラ・フェルクル(B)
● アンドレアス・フェルクル(G)
● ヘニング・シュタイン(Ds)
● ミヒャエル・ハイデンライヒ(Key)

(教会でギグするためにテキトーに人数を集めたからベースが2人居た。リハ中にVoが「教会でブラックメタル歌うなんて無理」と逃げ出した為、そのベースの片割れがVoやることになったっていう結成秘話は面白い)

2003年

初の音源『DEMO 2003』を発表

2005年 2月

ドイツのインディ・レーベルBLACK ATTACK RECORDSより
1stアルバム『Turis Fratyr』発売


神々の紋章

半年後に出演した
Wacken Open Airではサブステージながら1万人が詰め掛けた

ライヴに明け暮れながら
幾度のメンバーチェンジを経て

2006年 10月

大手メタル・レーベルのNuclear Blastと契約

2008年 6月

2ndアルバム『Sagas』を発表


サーガス(DVD付)

名曲だらけの歴史的名盤
ただひたすらお勧めしかない

16分超え天下無敵のインスト

ドイツの総合アルバムチャートで30位にランクインした

2010年 2月

ヘルゲ・シュタング(Vo)と
マヌエル・ディ・カミッロ(Ds)が脱退

2010年 3月

ローベルト”ロプセ”ダン(Vo)
程無くして、
トゥヴァル”ハティ”レファエリ (Ds)が加入

2010年 6月

3rdアルバム『Rekreatur』発売


再創神

ドイツの総合アルバムチャート20位にランクイン

エクリブリウムの中で最も好きなアルバムであり、その全てが最高

ルネはマジで天才

そしてこれが個人的エクリブリウム史上最強の曲↓↓

2013年 9月

ミニアルバム『Waldschrein』発売


神碧の社

2014年 6月

4thアルバム『Erdentempel』発売


源祭壇

このアルバム完成後、
アンドレアス(G)、ザンドラ(B)兄妹が脱退
脱退の理由もよく分からず
他メンバーも寝耳に水だったらしい

代わりに ドミニク”ドン”クレイ(G)、イェン・マユラ(B)が加入

2015年

マユラ(B)が脱退
代役でマルクス”マッキー”ソルバルト(B)が参加。翌年正式加入

4月に来日する予定だったが、
中国のビザ問題の煽りを食らい中止

2016年 8月

5thアルバム『Armageddon』発売


アルマゲドン【初回限定盤CD+ボーナスCD(歌詞対訳付き/日本語解説書封入)】

ドイツの総合アルバムチャート5位にランクインし、過去最高を記録した

アルバムのリリース前後もずっとライヴ漬けの日々であり、地元ミュンヘンのショウではヘルゲとザンドラの飛び入りもあったらしい

2017年 3月

念願の初来日公演

① Erwachen
② Katharsis
③ Waldschrein
④ Heimat
⑤ Karawane
⑥ Blut im Auge
⑦ Prey
⑧ Born to Be Epic
⑨ Heimwärts
⑩ Unbesiegt

Encore
⑪ Rise Again
⑫ Freiflug
⑬ Eternal Destination

2nd(3曲), 4th(3曲), 5th(7曲)

今思えばこの時に来日してくれていて良かったのかもしれん
これが今までのエクリブリウムを見られる最後のタイミングだったかも…

2018年

忙しくライヴ/ツアーに明け暮れる日々

休む暇も無いし、新作の準備もしなきゃいけないとのことでライヴの数を絞り

9月から翌年4月まで断続的にスタジオでレコーディング作業を行った

2019年 5月

マルクス”マッキー”ソルバルト(B)が脱退

新たに
マルティン”スカール”バルギル (B)とスカディ・ローズハースト (key)が加入

※スカディは元々エクリブリウムのジャケット・アート担当の人でルネの彼女なんだそう。しかも歌詞も書ける上に鍵盤も弾けるという

才能豊かって素晴らしい

2019年 8月23日

6thアルバム『Renegades』発売


レネゲイズ【CD(日本語解説書封入/歌詞対訳付き)】

【結論】

紛れもなく【問題作】です

ラストの曲を除けば、全て4分台
歌詞は「やるなら今しかねえ」

エピックさは微塵も無ければ
フォーク/ペイガンは欠片もない
メロデスでも無い

かといって物凄く革新的で独創的かといわれればそうでも無い

へヴィロックというか
アメリカナイズされた感じというか

我々の知っているエクリブリウムでは無い。完全に別物だ

まさかこんなことになるなんて
他のメンバーは何も言わなかったのかねえ?

名前を変えたり、別プロジェクトとしてやらなかったのがある意味凄い

最初聴いた時は余りの衝撃に本当に笑ってしまったよ
笑ってしまったけど
別に聴けないほどではない

3曲目とか9曲目とか
普通に良曲だと思うし

音も良い感じ

元々天才のルネ
センスは素晴らしいものがあるんだよ

バンドを終わらせようと思うくらい悩んだ挙げ句に
ここまで振り切ったのなら
大手を振って賛成はしないけど

前作の劣化盤を出されるよりかは
ある意味マシなんじゃないかと思えてくる。何か面白いとさえ思った

副作用として純粋なペイガン好きは離れていくだろうけどね

古参のファン達がどういう反応を示し、これからこのバンドがどのような道を進んでいくのかとても楽しみだ

自分はまあ生理的に受け付けないような音楽にならない限りは
これからもアルバム買い続けたいと思います

ハーレムスキャーレムみたいに戻るかもしれんし

でもアレだね
正直なところ、今回のアルバム
すぐに飽きちゃいそうな気がする


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